世の中にはいろいろな食品を食べるダイエット方法がありますが、中には食べ続けるのが大変だったり、腹持ちが悪くて結局間食をしてそのために太ってしまったり、という失敗例もありますよね。
その点これからご紹介する「納豆ダイエット」は単純に1日に1パック納豆を食べるだけのダイエット方法なので、苦労なく、努力も必要なくダイエット効果を感じることができるすぐれものです。
もちろん納豆には好き嫌いもあるでしょうが、食べ方によってはそれも克服できるので、ぜひ以下を読んで、試してみて下さい!
納豆ダイエットとは?
1日1パック納豆を食べるダイエット
冒頭でも書いたように、納豆ダイエットは、1日1パック納豆をたべるだけの本当に簡単なダイエット方法です。
でも、納豆が身体によい食品だということはなんとなくイメージであるものの、ダイエットにまで効果があるとは少し意外な気もします。
しかし、実は納豆には体脂肪の蓄積を防ぎ、脂肪燃焼を促進する働きがあるので、非常に優秀なダイエット食品なのです。おまけに、ほかのダイエット方法で求められるような、「これしか食べちゃダメ」的な食事制限もなく、そしてお財布に優しいので、ダイエットが長続きするわけです。
納豆1パックのカロリーは100kcal前後
加えて納豆1パックのカロリーは平均すると、大体100kcalと大変に低カロリー。
ほかの主食と比べてみると、同じく腹持ちがよいものとしてはおにぎりがありますが、これが1個200kcal、これをバタート-ストにすると250kcalですので、半分または半分以下です。
間食として食べた時を考えて、女性の大好きな焼き芋と比べると、焼き芋は300kcal。
ですので、かなりの低カロリー食品だということも、ダイエット食品として優れている、という理由です。
納豆ダイエット事件って?
「発掘!あるある大辞典」での捏造事件のこと
ただ、納豆がダイエットに効果がある、というのは一時期否定されていました。それは「納豆ダイエット事件」というものがあったらです。
事件の内容は以下の通りです。
2007年1月7日放送の「発掘!あるある大事典」で、納豆によるダイエット効果を取り上げたところ、納豆ダイエットがいきなり加熱ブームになり、売れに売れて、全国のスーパーの店頭から消えてしまう、という大騒動になりました。
この加熱現象に注目した週刊朝日が取材したところ、番組の放送中に「捏造」とみられる部分がかなり見つかったので、1月26日号で「納豆ダイエットは本当に効くの?」という記事を掲載し、制作元の関西テレビに質問状を送りました。それに対して、関西テレビは社内調査の結果として、実際には番組中で納豆の効果立証したベースである血液検査は行っていないのに、行ったことにしてウソのデータを放映したと発表しました。これが「納豆ダイエット事件」です。
これによって逆に「納豆がダイエットに効果があるのはウソ」という話になってしまい、しばらくの間、ある意味納豆が悪者になってしまったのです。
しかし、その後よく調べてみると、ウソなのは関西テレビがウソのデータを出した部分の話であって、やはり納豆にはダイエット効果があるということが、また明らかになってきました。納豆の濡れ衣が晴れたわけです。
ということで、今、堂々と納豆ダイエットのおすすめをしているわけです。
実際の納豆ダイエットの効果
では、その納豆ダイエットはどのようなメカニズムで効果があるといえるのでしょうか?
脂肪燃焼の促進
納豆に含まれている大豆タンパクには、アディネポネクチンという物質を増やす働きがあります。アディネポネクチンは脂肪の燃焼を促進する働きがあるので、食べたカロリーを効率よくエネルギーに変えてしまうことが可能になり、その結果ダイエット効果が生まれます。
脂質や糖質の吸収抑制
また、納豆の原料である大豆に含まれているサポニンという物質には、肥満を予防する効果があります。それは、大豆サポニンには、小腸の絨毛(じゅうもう)を縮めてしまう働きがあり、その結果、その絨毛から脂肪や糖質が身体に吸収されるのを抑えられるからです。
小腸の絨毛というものは、体脂肪が増えれば増えるほど大きくなり、脂質や糖質の吸収力が高まります。それを逆に小さくしてくれるので、余分な脂質や糖質が吸収されず、ダイエット効果が生まれるのです。
コレステロールの低下
またさらには、大豆には大豆イソフラボンという成分が含まれています。この大豆イソフラボンには、コレステロールを下げる効果があります。
コレステロールが高いと、身体に脂肪が蓄積しやすくなって太ってしまいますが、逆に大豆イソフラボンがコレステロールを代謝して違う物質にしてしまうことで、体脂肪を減らすこともでき、ダイエット効果が生まれるというメカニズムです。
納豆菌で便秘解消
また納豆を発酵させて、あのねばねばを生み出している納豆菌には、腸内環境を整える働きがあります。ここに、大豆そのものの持っている食物繊維の効果が加わって、とてもお通じがよくなるのです。
納豆ダイエットの方法
これほど、いろいろな成分のパワーでダイエット効果の生まれる納豆ですが、それをどのようにして食べればよいのでしょうか?
1日1パックを必ず食べる
食べ方としては、納豆は1日1パック(約50g)を必ず、というのがルールです。
食べる時間帯はいつでもよく、たとえば間食代わりに3時に食べるのでもいいのですが、1番効果的な食べ方は、夕食の20分前がおススメです。
食事を始めると、血糖値がだんだんと上がるにつれて、ほぼ約20分後くらいに満腹中枢が刺激されて、「お腹いっぱい」と感じるようになります。ですので、食事の20分前に納豆を食べれば、納豆によって満腹中枢が刺激され、少ない量の夕食で満腹感が得られ、結果的に食べる総カロリー量も減るわけです。
さらに、納豆を夕食前に食べるともう1つ効果が生まれます。それはナットウキナーゼが効果的に働くということです。
ナットウキナーゼは血液をサラサラにしてくれますが、効果が続くのは8時間です。つまり、夕食前に食べると、ちょうど寝ている時間帯まで働き続けてくれるので、血液が固まりやすい就寝中にも血液サラサラ効果が発揮されるのです。
また、納豆の食べ方自体には、決まりはありません。納豆だけで食べても、ご飯のおかずとして食べても大丈夫です。
栄養バランスが偏らないように
以上書いてきたように、納豆にはさまざまな栄養を含まれており「完全食品」という言い方までされています。
しかし実は、本当の「完全」ではありません。それはなぜかというと、2種類の栄養素だけ含んでいないのです。それはビタミンAとビタミンCです。
ですので、納豆だけを食べていると、このビタミンAとビタミンCが不足することになるのです。ですから、栄養バランスを考えると、ビタミンAやCを含むネギを入れて食べたり、納豆に合わせて、ブロッコリーやほうれん草、小松菜などの青野菜を食べることも必要なのです。
運動も併せて行いましょう
当然ではありますが、「摂取カロリー<消費カロリー」ならやせる、というがダイエットの公式です。
この公式から行くと、納豆を食べることで摂取カロリーは減らせますし、消費カロリーも増やせるので、ダイエットしやすいわけですが、しかしそれだけでは心もとない部分もあります。
ですので、消費カロリーを増やすためには運動も併せて行うことをおすすめします。
そうすればダイエットは絶対に成功するでしょう。
ただし食べ合わせ・食べ過ぎに注意
こんな素晴らしい納豆ですが、ただ食べていくうえでは注意点が2つあります。1つは食べ合わせの問題、もう1つは食べ過ぎの問題です。
まず食べ合わせですが、納豆に卵を合わせて食べるのが好きという人も多いと思います。
ところが、この納豆には、ビオチンというビタミンの一種が含まれています。ビオチンには皮膚の機能を正常に保つ働きがあり、たとえばこの働きでアトピー性皮膚炎が改善します。一方で卵にはアビジンという物質が含まれていて、これが、実はビオチンの働きを邪魔するのです。
ですので、皮膚が弱い人、特にアレルギー性皮膚炎で悩んでいる人は、この食べ合わせはやめておいたほうがいいでしょう。
次に食べ過ぎの問題です。
先に書いた大豆イソフラボンは、それをとりすぎると、ホルモンバランスを乱す可能性があります。
食品からとってもよい大豆イソフラボンは1日あたり70~75mgであり、納豆1パックには73.5mgの大豆イソフラボンが含まれていますので、1日に納豆を2パックも3パックも食べてしまうと、それで上限オーバーです。ホルモンバランスに影響ができる可能性があります。
ですので、食べる量は原則として1日1パックにしておきましょう。
納豆ダイエットのおすすめ食材
とはいえ、毎日納豆を食べているとさすがに飽きるかもしれません。あるいは、納豆は苦手だけれど、納豆ダイエットはしたい、という人もいるかもしれません。そんな人に、納豆と一緒に食べて味に変化をつけるいい食品の組み合わせをお教えします。
キムチ
キムチを納豆に混ぜて食べると、どちらも発酵食品ですので、身体にはかなりいい影響があります。
中でも、キムチに含まれているカプサイシンの脂肪燃焼効果と、納豆の脂肪を燃焼しやすくする効果が相乗的には働いて、一層ダイエット効果が期待できます。
さらには、キムチの乳酸菌と納豆の納豆菌を一緒に食べることで、腸内環境もさらに整い、お通じがよくなってこれもまたダイエット効果をアップしてくれます。
オリーブオイル
納豆にオリーブオイルをかけて食べるというのも、ダイエット効果を高めてくれます。
オリーブオイルは油ですが、腸で吸収されにくい性質です。ですので、腸内にオリーブオイルは残って、油なので便を柔らかくしてくれます。そこに納豆の腸内環境をよくする効果が合わさって、お通じがよくなるのです。
大根おろし
大根おろしと納豆をあわせて、食事の20分前に食べる方法です。納豆と大根おろしの食物繊維が、胃の中でふくらむので、さらに満腹感を感じやすくなり、それが食欲を減らしてダイエット効果を高めてくれます。
納豆のねばねばや味が苦手な人でも、大根おろしを混ぜると、意外にさっぱりおいしく食べられるメリットもあります。
納豆ダイエットの口コミは?
こんなすぐれた納豆ダイエットですから、すでに実践して成果を上げている人もたくさんいます。ここではその口コミを紹介します。ただし、やはりいい話ばかりですと、信憑性も低くなるので、失敗例も合わせてご紹介します。
<成功例>
男性 30代 ニックネームなし
納豆をよく噛んで食べるとダイエット効果があるというの をテレビで見て早速実践してみました。一口20回以上噛 むことを2週間続けたら、3㎏近く減量に成功しました。
女性 20代 腸内美人
パン食を玄米&黒米にし、冷え性なのでおかずは根菜中心、朝は納豆に変え、カフェイン飲料も控えました。 長年便秘症で3日に1回出ればいいほうでしたが、 今では日に数回お通じがあるくらい快腸です! しかも食事を変えて数日後から毎日です。 炭水化物(ご飯)をしっかり摂ることでストレスも溜まらないし、お通じがいいせいか、食べ過ぎてもすぐ元にもどせます。 飲み会が時々あったので大きな体重減とはなっていませんが、 運動も平行して行い、もっときれいになれる様頑張ります!
(以上引用元:http://club.panasonic.jp/blogs/diet-way/meal/mg314.html)
<失敗例>
misa
毎日納豆は食べてます。
たまに、キムチ納豆にして食べていますが、
体重の変化残念ながらありません。
こつぶちゃん
キムチ納豆は毎日食べていて、かれこれ2年。
ただただ好きなので。
痩せることもないし、特に便秘に効いたりもしませんが、おいしいので。
(以上引用元:http://dietclub.jp/methods/23257.html)
まとめ
いかがでしたか?
納豆が、ダブルで、トリプルでダイエットに効果があることがお分かりいただけたでしょうか?
何より特別な食事制限をしなくても、納豆を食べる「だけ」でいい、というのがうれしいし手軽ですよね。
ぜひ今日あたりスーパーに行って、納豆を買ってきて早速実践してみてはいかがでしょうか?
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