野菜は種類を問わずどれも栄養豊富で、ダイエットにはぴったりの食品です。
季節の野菜は美味しく、さまざまな調理方法でその味を楽しむことができます。また、種類や時期によって栄養価に違いがあり、1番美味しく食べられる季節に数種類の野菜を組み合わせれば、相乗効果を発揮して吸収率を高めたり、不足しがちな栄養を幅広くカバーすることができます。
今回はそんな野菜を使ったダイエット方法を紹介します。
野菜だけダイエットとは
その名の通り、野菜のみを食べて行うダイエットです。体に必要なビタミンやミネラルはすべて野菜から補います。
食生活が豊かになり、肥満をはじめとする生活習慣病が問題となってきた頃から実践されている方法です。
方法が単純で即効性が高い反面、食事制限ダイエットの1つであり、いくつか注意しなければいけない点があります。
野菜だけダイエットから得られる効果と注意点を見ていきましょう。
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野菜だけダイエットの効果
高脂肪、高カロリーにどっぷり浸かった食生活から抜け出せるというのが、野菜だけダイエット最大の効果といえます。
外食や食べ過ぎによって摂りすぎた脂や糖質は、血液やリンパ液の流れを悪くし、体内に栄養を行き届かせにくくします。また、老廃物が正常に排出されなくなると体のいたるところで老廃物が溜まったままとなり、細胞が錆びついてしまいます。
細胞の錆びつきは老化の原因であり、生活習慣病以外にも脂肪肝、リウマチ、関節痛、腎不全といったさまざまな病気の引き金となります。
野菜にはこれら錆びた細胞を活性化するのに不可欠なビタミン、ミネラルをたっぷり含んでいるほか、食物繊維や水分が腸内環境を改善し、便秘解消などのデトックス効果を発揮する作用があります。その効果は昔から知られており、野菜中心の食生活は今日に至るまでずっと推奨されています。
野菜は消化されやすい食材であり、度重なる消化で疲れ切っていた肝臓、腎臓への負担を減らし、これら臓器を休ませて機能を回復する効果もあります。
こうして滞りがちになっていた全身のめぐりを良くすることで、本来あるべき代謝、吸収サイクルに戻すことができるのも他のダイエットにはない優れた特徴です。
一方で腹持ちが悪く、間食が摂れないとなると、食事と食事の間で空腹が訪れる可能性があります。
適度な空腹を感じるのは、決して悪いことではなく、むしろ毎日1回は空腹を感じることが良いこととされています。
内臓機能も活発になる以外にも、脳が研ぎ澄まされて仕事の効率が上がったり、成長ホルモンが分泌されてアンチエイジング効果をもたらすなど、そのメリットは数え切れません。そのためあえて空腹状態を楽しむダイエット法もあるほど。
では実際にどのように進めていくか見て見ましょう。
野菜だけダイエットのやり方
野菜だけを使ったメニューを3食摂り、1週間続けるだけ。いろいろな準備や運動を必要とするダイエット方法に比べるとかなりシンプルです。
使う食材について見ていくと、いくつかルールがあります。
例えば豆類はOKですが、豆腐や豆乳、納豆などの豆製品はNGとなります。
他にも主食(炭水化物)に限らず野菜ではない食材は期間中すべて断ちます。よって乳製品や肉、魚、酒類もメニューから外すことになります。
こう考えると、
ややストイックに食事制限を続けなければいけないダイエットということが分かりますね。
このダイエット法の期間が1週間と定められているのは、そういった理由が関係しています。
では、1週間続けるにあたり、注意したいことを以下に見てみましょう。
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野菜だけダイエットの注意点・ポイント
食べる時間帯
普段の食事時間に合わせて朝、昼、晩と摂ります。野菜は消化の良い食材ばかりですが、
就寝の3時間以内に摂ると消化不良に陥る原因となるため、夕食の時間はできる限り早めに設定しましょう。
また、食べる量が少なすぎると空腹を早く感じやすくなるため、サラダであれば毎食ボール1杯分の野菜を食べるようにします。
根菜を除く多くの野菜は低カロリーであり、使う調味料次第ではお腹いっぱい食べても1食500kcalに達することはありません。
空腹の反動でダイエットを断念してしまわないためにも、必ず3食しっかり食べましょう。
継続すべき期間
食事制限が厳しければ厳しいほど、体に与える影響は大きく、効果が出たら通常の生活に戻すことが必要です。
この野菜だけダイエットも、野菜を主に摂ることで脂質や炭水化物、タンパク質が不足しがちになるリスクがあります。
特にタンパク質は、筋肉や骨など体を構成する全ての要素に関わっており、食べ物から1日40-50g摂る必要があるとされています。肉魚類であれば100gで平均25g前後摂れますが、野菜からは1番多い枝豆でも11.5g。野菜だけで40-50gをクリアするのが、いかに難しいかが分かりますね。
タンパク質は長期的に欠乏状態が続くと、健康に弊害が出る恐れがあるため期間は1週間と決められています。
おすすめの野菜

では1週間どんな野菜を取り入れるとダイエット効果が得られるのでしょうか。
ダイエットに特に向いているとされる野菜と、有効な栄養素を以下に挙げていきます。
白菜:ビタミン
セロリ:アミノ酸
ほうれん草:鉄分
ニラ:食物繊維
レタス:マンニトール(血流改善)
大根:低カロリー
ブロッコリー:ビタミンC
冬瓜:カリウム
トマト:ビタミンC、リコピン
おすすめの調理法
サラダ
栄養を活かすなら、野菜は生のままで食べるのがおすすめです。火を入れないぶんビタミンが壊れる心配がなく、たくさん噛むことで満腹感が得られやすくなるのもメリットの1つです。
ドレッシングは、シーザーサラダ用など高カロリーになると、大さじ4杯でご飯1膳分のカロリーに相当するため、ノンオイルのものを選びましょう。
ふんわり盛られたサラダは、少量でもボリュームたっぷり。罪悪感なくお腹いっぱい食べられるのが嬉しいですね。
スープ
セロリをベースに、玉ねぎ、キャベツ、トマト、ピーマンを加えトマトで煮込んだデトックススープは、メディアで取り上げられて以来、今も話題となっています。
煮ることでカサが減り、食物繊維が凝縮したスープはより多くの野菜が摂れて腹持ちも抜群。
また、スープに溶け出した栄養ごといただくため無駄がなく、水分も同時に摂れるというメリットも。
変化をつけて野菜を摂りたい方には、ぴったりの調理法です。
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スムージー

慌ただしい朝でも、野菜は必ず摂らなければいけません。大盛りのサラダを食べる時間をカットしたいという場合には、これらをミキサーにかけ、スムージーにする方法が有効です。
また、
代謝や消化吸収に使われる酵素は植物の細胞内にあり、細かくすればするほどたくさん摂れるという特性があります。
酵素たっぷりのスムージーなら、エネルギーを滞らせず活用して余った分をスッキリ代謝する、そんな健康的なサイクルが実現しますよ。
避けたほうがよい野菜
ジャガイモやサツマイモなどの根菜類やかぼちゃ、ニンジン、トウモロコシなどはカロリーが高く、避けるのが無難です。
多く摂りすぎると主食さながらの糖質量となり、ダイエット効果が著しく低下します。
ほかには、スイカやキュウリなど一般的に加熱しない野菜は、そればかり食べると体を冷やす特徴があります。体の冷えは肥満を引き起こす原因となるため、必ず他の野菜を合わせて摂るようにしましょう。
野菜をもりもり食べよう!
野菜だけダイエットは豊富なビタミンやミネラル、食物繊維から消化で弱った内臓を休め、体のサイクルを整えられるダイエット法です。
野菜の選択や調理法を上手に行えば、1週間という短期間で十分な効果を得ることができます。
このダイエットを機に野菜をたくさん食べて、野菜の魅力を再確認してみてください。
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